表面溶融処理用チタンスラブ及びそれを用いた熱間圧延用チタン素材
Abstract:
真空または不活性ガス雰囲気下でのDCスラブ鋳造法によって得られた鋳造ままのチタンスラブの表面に、表面溶融処理によって深さd1の再溶融凝固層を形成し、前記表面を圧延面とする熱間圧延によりチタン材を製造するに際して用いられる、表面溶融処理用チタンスラブであって、前記チタンスラブの厚み方向において、前記チタンスラブの母材の平均酸素濃度に対して、第1領域(前記表面からd1/2の位置までの領域)における平均酸素濃度の増分C1が0.20mass%以下、第2領域(前記d1/2の位置から前記d1の位置までの領域)における平均酸素濃度の増分C2が0.05mass%以下、Cd(=C1−C2)が0を超え0.15mass%以下である、表面溶融処理用チタンスラブ。この表面溶融処理用チタンスラブは、熱延後の冷間圧延または冷間成形での加工性に優れる。
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