環状オレフィン化合物の製造方法
摘要:
下記一般式(1)で表される2価のニッケル錯体を作用させて、脂環式ジカルボン酸無水物を脱カルボニルおよび脱炭酸することにより、環状オレフィン化合物を製造する工程を含み、上記2価のニッケル錯体が特定のアニオン性配位子Yを少なくとも一種含む環状オレフィン化合物の製造方法。 Ni(Y)m(L)n (1) (ここで、Niは2価のニッケルであり、Yはアニオン性の単座もしくは多座配位子で少なくとも一つのNi-E共有結合を有し、Eはヘテロ原子またはπ-結合性基であり、mは1または2であり、Lは中性配位子であり、nは0~6の実数である。)
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