リサイクルされたおよび再生可能な有機材料の精製

    公开(公告)号:JP2021531384A

    公开(公告)日:2021-11-18

    申请号:JP2021502928

    申请日:2019-07-19

    IPC分类号: C11B3/00 C10G3/00

    摘要: 本発明において、リサイクルされたまたは再生可能な有機材料を精製するための方法が提供され、ここで、前記リサイクルされたまたは再生可能な有機材料は、シリコン化合物、リン化合物、Clおよびステロールからなる群より選択される一または複数の不純物を含み、前記方法は、精製された、水素化処理されたリサイクルされたまたは再生可能な有機材料を得るために、(a)リサイクルされたまたは再生可能な有機材料を提供する工程、(b)任意には、前記リサイクルされたまたは再生可能な有機材料を180〜325℃で前加熱し、および、任意には、前記前加熱プロセスの前または後に酸を添加し、および、任意には、前記前加熱処理の後に前加熱処理されたリサイクルされたまたは再生可能な有機材料をろ過する工程、(c)100〜450℃の温度で、任意には吸着剤の存在下、前記リサイクルされたまたは再生可能な有機材料を加熱処理し、任意には前記加熱処理プロセスの前またはそのあいだに水を添加し、および任意には前記加熱処理プロセスの前または後に酸を添加し、および任意には前記加熱処理の後に加熱処理されたリサイクルされたまたは再生可能な有機材料をろ過する工程、(d)任意には、前記加熱処理されたリサイクルされたまたは再生可能な有機材料化合物から揮発性のシリコン化合物を蒸発させ、それにより前記加熱処理されたリサイクルされたまたは再生可能な有機材料のシリコン含有量を低下させる工程、(e)任意には、前記リサイクルされたまたは再生可能な有機材料を熱分解し、それにより前記加熱処理されたリサイクルされたまたは再生可能な有機材料の酸素およびリン含有量を低下させ、および、任意には熱分解されたリサイクルされたまたは再生可能な有機材料から揮発物質を除去し、および、任意には前記リサイクルされたまたは再生可能な有機材料から固体/沈殿物を除去する工程、ならびに(f)前記加熱処理されたリサイクルされたまたは再生可能な有機材料を水素化処理触媒の存在下、水素化処理する工程を含む。

    RBOを製造するためのケトン化反応におけるTiO2触媒

    公开(公告)号:JP2020524199A

    公开(公告)日:2020-08-13

    申请号:JP2019569817

    申请日:2018-06-15

    摘要: 本発明は、生物起源のフィードストックから再生可能なベースオイルを製造するための方法であって、2〜95wt%の遊離脂肪酸の混合物;脂肪酸のモノグリセリド、ジグリセリドおよびトリグリセリドから選択される5〜98wt%の脂肪酸グリセロール;非グリセロールタイプの脂肪酸エステル、脂肪酸アミドおよび脂肪酸アルコールからなるリストから選択される0〜50wt%の一または複数の化合物、を含むフィードストックであって、前記フィードストックの大部分は遊離脂肪酸および脂肪酸グリセロールの混合物であるフィードストックを提供する工程、前記フィードストックの全てまたは一部を、金属として本質的にチタンを含む金属酸化物触媒として選択されるケトン化触媒の存在下でケトン化反応条件に付す工程であって、2つの遊離脂肪酸がケトン流を得るために反応され、前記ケトン流は主に飽和ケトンを含む工程、ならびに、前記ケトン流を、再生可能なベースオイルを含む脱酸素化されたおよび異性化されたベースオイル生成物流を得るために、同時にまたは順次、水素化脱酸素化反応条件および水素化異性化反応条件の両方へと付す工程を含む方法を提供する。

    脂肪酸の前分画法による再生可能なベースオイルおよびディーゼルの製造

    公开(公告)号:JP2020524196A

    公开(公告)日:2020-08-13

    申请号:JP2019569788

    申请日:2018-06-15

    摘要: 本発明は、生物学的オイルの水素化処理の分野に関し、特には、価値の低い生物学的オイルから再生可能なベースオイルおよび再生可能なディーゼルオイルを製造するための方法に関する。初めに少なくとも一部の飽和の遊離脂肪酸をフィードストックから分離すること、そしてその後、再生可能なベールオイル流を得るためにこの飽和の遊離脂肪酸を別個にケトン化反応において、続いて水素化脱酸素化および水素化異性化反応によって処理することによって、遊離脂肪酸および脂肪酸エステルを含む価値の低い生物学的オイルが再生可能なベースオイルおよび再生可能なディーゼルオイルへと効率的な方法で処理され得ることが発見された。残りの遊離脂肪酸が枯渇したフィードは、再生可能なディーゼル燃料流を得るために別々の水素化脱酸素化および水素化異性化反応で処理される。フィードストックを、そのうちの一つが飽和の遊離脂肪酸である2つの流に分離することは、全体のフィードストックの組み合わされた処理と比較して、驚くべき優位さをもたらす。