分子酸素を用いたエポキシドへの液相選択酸化

    公开(公告)号:JP2020505373A

    公开(公告)日:2020-02-20

    申请号:JP2019539755

    申请日:2018-01-24

    Abstract: 本開示は、パーフルオロ溶媒とオレフィン化合物を含む液相中において、分子酸素を用いて触媒式に選択的に酸化してエポキシドを生成する方法に関する。この方法は、エポキシドの選択性を60%超に向上させる。該オレフィン化合物は、エチレン、プロピレン、ブテン、1−オクテン、ブタジエン、塩化アリル、アリルアルコール、スチレン、および同種のものであり得る。該パーフルオロ溶媒は、パーフルオロメチルデカリン、パーフルオロデカリン、パーフルオロペルヒドロフェナントレン、パーフルオロ(ブチルテトラヒドロフラン)、その異性体、またはそれらの組み合わせであり得る。いくつかの実施形態において、該方法は、パーフルオロ溶媒を含む液相中において分子酸素を用いて触媒式にプロピレンをエポキシ化して酸化プロピレンを生成するステップを含む。また該方法を実行するシステムも提供され、該システムはパーフルオロ溶媒の発生源と、および該発生源に流体的に連結され、およびパーフルオロ溶媒を含む液相において、分子酸素を用いてオレフィン化合物を触媒式に選択的に酸化してエポキシドを生成するように構成された液相反応器と、を含む。

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