方向性電磁鋼板、焼鈍分離剤、及び方向性電磁鋼板の製造方法

    公开(公告)号:JPWO2020145314A1

    公开(公告)日:2021-11-04

    申请号:JP2020000338

    申请日:2020-01-08

    摘要: 磁気特性に優れ、一次被膜の母材鋼板への密着性に優れた方向性電磁鋼板、方向性電磁鋼板の製造に利用される焼鈍分離剤、及び方向性電磁鋼板の製造方法を提供する。 所定の化学組成を有する母材鋼板と、母材鋼板の表面上に形成されており、Mg 2 SiO 4 を主成分として含有する一次被膜とを備え、一次被膜が、(1)Al濃化領域の数密度D3:0.020〜0.180個/μm 2 、(2)(嵌入酸化物層領域でありかつAl濃化領域である領域の合計面積S5)/(Al濃化領域の合計面積S3)≧33%、(3)嵌入酸化物層領域でありかつAl濃化領域である領域の厚さ方向の長さの平均値からH0を引いた距離H5:0.4〜4.0μm、(4)(嵌入酸化物層領域の合計面積S1)/(観察面積S0)≧15%の条件を満足することを特徴とする方向性電磁鋼板。

    方向性電磁鋼板
    6.
    发明专利

    公开(公告)号:JP2020111812A

    公开(公告)日:2020-07-27

    申请号:JP2019005126

    申请日:2019-01-16

    IPC分类号: C22C38/00 C22C38/60 C23C28/04

    摘要: 【課題】鉄損が好適に低減された方向性電磁鋼板及びその製造方法を提供する。 【解決手段】母材鋼板である珪素鋼板と、中間層と、絶縁被膜とを有する方向性電磁鋼板であり、中間層が酸化膜であり、酸化膜の平均膜厚が2nm以上500nm以下であり、絶縁被膜がホウ酸アルミニウム系被膜であり、ホウ酸アルミニウム系被膜の平均膜厚が0.5μm超8μm以下であり、ホウ酸アルミニウム系被膜中の空隙が面積%で0%以上5.0%以下であり、また、珪素鋼板と酸化膜との界面に酸化領域が存在し、最大深さで0.2μm以上嵌入している酸化領域の上記界面に対する線分率が0.1%以上15%以下である、ことを特徴とする方向性電磁鋼板を採用する。 【選択図】図1

    方向性電磁鋼板の製造方法
    8.
    发明专利

    公开(公告)号:JP2019163516A

    公开(公告)日:2019-09-26

    申请号:JP2018052895

    申请日:2018-03-20

    摘要: 【課題】磁束密度の低下を抑制して、安定してより高い磁束密度を有する鉄損の低い方向性電磁鋼板を製造すること。 【解決手段】本発明に係る方向性電磁鋼板の製造方法では、所定成分の鋼を熱間圧延し、得られた熱延鋼板を焼鈍し、焼鈍後の熱延鋼板を冷間圧延し、得られた冷延鋼板を脱炭焼鈍し、得られた脱炭焼鈍鋼板に仕上げ焼鈍を施す。脱炭焼鈍工程の昇温過程では、平均昇温速度を400〜3000℃/秒として冷延鋼板を850〜950℃まで加熱し、第1脱炭焼鈍過程では、PH 2 O/PH 2 を0.2〜0.9に制御し、800℃以上870℃未満の温度T1で60秒以上保持し、第2脱炭焼鈍過程では、PH 2 O/PH 2 を0.1以下に制御し、870℃以上1000℃未満の温度T2で10〜60秒保持し、脱炭焼鈍過程の切り替え時の昇温過程では、平均昇温速度を5〜30℃/秒とし、PH 2 O/PH 2 の単位時間当たりの変化率Rが式(1)を満足する。 【選択図】図1