マグネシウム改質Y型分子篩、その生成方法、およびそれを含む触媒

    公开(公告)号:JP2020508280A

    公开(公告)日:2020-03-19

    申请号:JP2019545357

    申请日:2018-02-12

    IPC分类号: B01J29/16 C01B39/24

    摘要: マグネシウム改質Y型分子篩、その生成方法、および、それを含む触媒を開示する。当該改質Y型分子篩は、希土類酸化物の含有量が約4重量%〜約11重量%であり、酸化マグネシウムの含有量が約0.1重量%〜約4重量%であり、酸化ナトリウムの含有量が約0.3重量%〜約0.8重量%であり、全細孔体積が約0.33mL/g〜約0.39mL/gであり、改質Y型分子篩において、孔径が2〜100nmである二次孔の細孔体積の、全細孔体積に対する比率が約10%〜約30%であり、格子定数が約2.440nm〜約2.455nmであり、改質Y型分子篩において、非骨格アルミニウムの含有量の、アルミニウムの総含有量に対する比率が約20%以下であり、格子崩壊温度が約1045℃以上である。当該改質Y型分子篩は、接触分解触媒の生成に用いることが可能であり、重油の接触分解に用いられた場合、高い重油転化活性および低いコークス選択性を示し、さらに、高いディーゼル油収量、高い軽油収量、および高い全液体収量を示す。

    改質Y型分子篩、その生成方法、およびそれを含む触媒

    公开(公告)号:JP2020508279A

    公开(公告)日:2020-03-19

    申请号:JP2019545355

    申请日:2018-02-12

    IPC分类号: B01J29/08 C01B39/24

    摘要: 二次孔を多く含有する、希土類改質Y型分子篩、その生成方法、および、それを含む触媒を開示する。当該改質Y型分子篩は、希土類酸化物の含有量が約4重量%〜約12重量%であり、リンの含有量が約0重量%〜約10重量%であり、酸化ナトリウムの含有量が約1.0重量%以下であり、全細孔体積が約0.36mL/g〜約0.48mL/gであり、二次孔の細孔体積の、全細孔体積に対する比率が約20%〜約40%であり、格子定数が約2.440nm〜約2.455nmであり、非骨格アルミニウムの含有量の、アルミニウム総含有量に対する比率が約10%以下であり、格子崩壊温度が約1060℃以上であり、B酸のL酸に対する比率が約3.5以上である。当該分子篩を生成する方法は、希土類とのイオン交換工程、熱水焙焼処理工程、気相超安定化工程、酸処理工程、および、任意のリン改質工程を含む。当該改質Y型分子篩は、重油の接触分解に用いられた場合、高い重油転化率および低いコークス選択性を発揮し、さらに、ガソリン収量、液化ガス収量、軽油収量、および全液体収量が高い。

    接触分解触媒およびその生成方法

    公开(公告)号:JP2020508214A

    公开(公告)日:2020-03-19

    申请号:JP2019565603

    申请日:2018-02-12

    摘要: 本開示は、接触分解触媒、およびその生成方法であり、前記触媒は希土類改質Y型分子篩と、添加剤含有アルミナバインダーと、粘土とを含み、前記希土類改質Y型分子篩は、希土類酸化物の含有量が約4〜12重量%、リンの含有量が約0〜10重量%、酸化ナトリウムの含有量が約1.0重量%以下、全細孔体積が約0.36〜0.48mL/g、孔径が2〜100nmである二次孔の細孔体積の、全細孔体積に対する百分率が約20〜40%、格子定数が約2.440〜2.455nm、非骨格アルミニウムの含有量の、アルミニウム総含有量に対する比率が約10%以下、格子崩壊温度が約1060℃以上、200℃のピリジン吸着赤外分光法で測定したときの、改質Y型分子篩の総酸含有量のうちB酸のL酸に対する比率が約3.5以上である。当該改質Y型分子篩は、重油の接触分解に用いられた場合、高い重油転化率および低いコークス選択性を発揮し、さらに、ガソリン収量、液化ガス収量、軽油収量、および全液体収量が高い。

    改質Y型分子篩、それを含む接触分解触媒、およびそれらの作製と応用

    公开(公告)号:JP2021534056A

    公开(公告)日:2021-12-09

    申请号:JP2021500256

    申请日:2019-08-20

    摘要: 改質Y型分子篩、その作製方法、接触分解触媒およびそれらの応用。改質Y型分子篩は、希土類の酸化物に基づく希土類の含量が約4重量%〜約11重量%であり、酸化ナトリウムに基づくナトリウムの含量が約0.5重量%以下であり、酸化亜鉛に基づく亜鉛の含量が約0.5重量%〜約5重量%であり、P 2 O 5 に基づくリンの含量が約0.05重量%〜約10重量%であり、アルミナに対する骨格シリカの比がSiO 2 /Al 2 O 3 モル比で約7〜約14であり、アルミニウムの総含量に対する、非骨格アルミニウムの含量の百分率が約10%以下であり、全細孔体積に対する、孔径が2nm〜100nmである二次孔の細孔体積の百分率が約20%〜約40%である。希土類塩溶液とのイオン交換、水熱超安定改質、気相超安定改質、酸処理、リン改質、および亜鉛塩溶液含浸により改質Y型分子篩が得られる。改質Y型分子篩を含む接触分解触媒は、水素添加軽質循環油(LCO)接触分解に使用される場合、高い水添LCO転化効率、低いコークス選択性、BTX軽質芳香族炭化水素を豊富に含むガソリンのより高い収率、並びにエチレンおよびプロピレンのより高い総収率を有する。

    改質Y型分子篩、それを含む接触分解触媒、それらの作製及びそれらの応用

    公开(公告)号:JP2021533072A

    公开(公告)日:2021-12-02

    申请号:JP2021507985

    申请日:2019-08-15

    IPC分类号: B01J29/08 C01B39/24

    摘要: 改質Y分子篩、それを含む接触分解触媒、それらの作製方法、及びそれらの応用。改質Y分子篩は、希土類酸化物に基づく希土類の含量が約4重量%〜約11重量%、P 2 O 5 に基づくリンの含量が約0.05重量%〜約10重量%、酸化ナトリウムに基づくナトリウムの含量が約0.5重量%以下、活性元素酸化物に基づく活性元素の含量が約0.1重量%〜約5重量%であり、活性元素はガリウム及び/又はホウ素であり、改質Y分子篩の全細孔体積が約0.36mL/g〜約0.48mL/g、全細孔体積のうち孔径2nm〜100nmを有する二次孔の細孔体積が約20%〜約40%、格子定数が約2.440nm〜約2.455nm、格子崩壊温度が約1060℃以上、総アルミニウムの含量に対する非骨格アルミニウムの含量の百分率が約10%以下、改質Y分子篩の強酸酸価のうち、L酸に対するB酸の比率が約3.5以上である。改質Y分子篩は、希土類塩溶液との接触によるイオン交換、水熱超安定改質、気相超安定改質、酸処理、リン改質、及び活性元素溶液における含浸を経て、焼結により得られる。改質Y分子篩を含む接触分解触媒を水添軽質循環油(LCO)の処理に用いる場合、改質Y分子篩及びそれを含む接触分解触媒は、高い水添LCO転化率、低いコークス選択性を示し、BTX系芳香族炭化水素を豊富に含むガソリンの収率がより高くなり、エチレン及びプロピレンの総収率が高くなる。