末端に相補領域を有する一本鎖核酸の増幅試薬および増幅方法

    公开(公告)号:JP2020162550A

    公开(公告)日:2020-10-08

    申请号:JP2019068903

    申请日:2019-03-29

    摘要: 【課題】少なくとも3’末端側に相補領域を有した一本鎖核酸を、試料中に混在する二本鎖DNAやAAVベクター遺伝子断片の影響を受けず、かつ一定温度で高感度、迅速、簡便に増幅定量可能な試薬、ならびに前記試薬を用いた前記一本鎖核酸の増幅方法を提供すること。 【解決手段】RNA依存性DNAポリメラーゼ活性を有する酵素と、DNA依存性DNAポリメラーゼ活性を有する酵素と、リボヌクレアーゼH活性を有する酵素と、RNAポリメラーゼ活性を有する酵素と、鎖置換活性を有する酵素と、少なくとも3’末端側に相補領域を有した一本鎖核酸のうち、前記相補領域以外の領域の一部と相補的な配列を有した第一のプライマーと、前記相補領域以外の領域の一部と相同的な配列を有した第二のプライマー(ただし、前記第一のプライマーおよび前記第二のプライマーのうち、いずれか一方にはその5’末端側に前記RNAポリメラーゼ活性を有する酵素のプロモータ配列を付加している)とを含む増幅試薬、および当該試薬を用いた増幅方法により、前記課題を解決する。 【選択図】図2