希土類含水酸化物を担持した陰イオン吸着材及びその製造方法

    公开(公告)号:JP2018158327A

    公开(公告)日:2018-10-11

    申请号:JP2017075563

    申请日:2017-03-21

    摘要: 【課題】 液体中のアンチモンやヨウ素などの陰イオンは希土類元素の含水酸化物を固形化したものや活性炭等に担持したものが知られていたが、形状が粒状であるため、使用方法が充填塔方式に限られていた。また、含水酸化セリウムを高分子繊維に練りこむことも提案されているが、十分な吸着容量及び吸着速度が大きい陰イオン吸着材がなかった。 【解決手段】 有機高分子繊維基材のグラフト側鎖にカチオン交換基を導入し、希土類元素イオンを吸着させた後、アルカリ水溶液に接触させ、希土類元素の含水酸化物を繊維上に担持することによって、多量の希土類含水酸化物を繊維周縁部に担持でき、大きな吸着容量と吸着速度を兼ね備えた陰イオン吸着材を製造することが可能となった。また、繊維の成型加工性の良さを生かし、流通方式や浸漬方式での使用方法が可能となった。 【選択図】図1

    トリチウム含有水の浄化方法及び浄化装置

    公开(公告)号:JP2018103165A

    公开(公告)日:2018-07-05

    申请号:JP2016257946

    申请日:2016-12-22

    IPC分类号: G21F9/06 B01D59/08

    摘要: 【課題】 福島第1原子力発電所においては、建設費、操作性、放射性廃棄物の発生量などの観点からトリチウム除去技術がないため、トリチウム汚染水保管量が増大している。安全性が高く、操作性に優れた吸着方式でのトリチウム除去技術の出現が期待されており、その除去技術を提案することが課題である。 【解決手段】 ヨウ化銀に代表される氷核形成促進物質を、トリチウム含有水に加え、軽水は凝固しないが、トリチウム水が凝固する温度下に置くことによって、トリチウム水が氷核形成促進物質に結氷吸着させることを特徴とするトリチウム除去技術である。温度制御のみの非常に簡単な設備でトリチウム水を低減できる。大掛かりな設備を必要とせず、放射性廃棄物の発生量を非常に小さく抑えることが可能である。 【選択図】図1

    パラジウム固相抽出材料及びその製造方法

    公开(公告)号:JP2017205745A

    公开(公告)日:2017-11-24

    申请号:JP2016112218

    申请日:2016-05-19

    摘要: 【課題】パラジウムに対し選択性の高い、パラジウム固相抽出材料およびその製造方法とパラジウムと白金を分離回収する固相抽出プロセスの提示。 【解決手段】疎水性基としてアルキルチオールを導入したグラフト鎖に、パラジウムに対して非常に選択性の高い抽出試薬ジアルキルスルフィドを担持した吸着材料であり、担持した抽出試薬によるパラジウム吸着機能ばかりでなく、グラフト鎖に導入したチオール部分もパラジウム吸着に関与するようになり、大きな吸着容量と吸着速度が得られる、新規なパラジウム固相抽出材料と、その製造方法。また、パラジウムを吸着させた固相抽出材料から、チオシアン酸カリウムを用いて、吸着材料からパラジウムを溶離することにより、パラジウム、白金混合溶液から両元素を分離回収する固相抽出プロセス。 【選択図】図1