Spliceosome mediated rna trans-splicing in stem cells

    公开(公告)号:JP2005528912A

    公开(公告)日:2005-09-29

    申请号:JP2004511476

    申请日:2003-06-05

    摘要: 本発明は、幹細胞における標的スプライセオソーム介在トランススプライシングによって新規な核酸分子を作製するための方法および組成物を提供する。 本発明の組成物は、プレトランススプライシング分子(PTM)を発現するように遺伝子操作された幹細胞を含み、このPTMは標的前駆体メッセンジャーRNA分子(標的プレmRNA)と相互作用して、新規なキメラRNA分子(キメラRNA)の形成をもたらすトランススプライシング反応を媒介するようにデザインされる。 特に、本発明の幹細胞は、幹細胞が分化するとき該細胞内で発現された特異的な標的プレmRNAと相互作用して、遺伝的障害の原因である遺伝子欠損の修正をもたらすPTMを発現するように遺伝子操作される。 本発明の方法は、対象のPTMをコードすることができる核酸分子を幹細胞内に導入し、続いてPTMで改変された幹細胞を宿主に移植することを包含する。 幹細胞が分化するとき標的プレmRNAが発現され、それによりトランススプライシング反応用の基質が提供される。 本発明は、嚢胞性繊維症膜貫通調節タンパク質(CFTR)のプレmRNAと相互作用することができるPTMをコードする核酸分子を、初代ヒト表面気道前駆細胞内に成功裏に導入して発現させたことに基づいている。 本発明の方法および組成物は、いくつか名を挙げると、嚢胞性繊維症、血友病、鎌状赤血球貧血、テイ-サックス病、サラセミア、多発性嚢胞腎、筋ジストロフィーなど、様々な障害と関連した遺伝子欠損を修正するために使用することができる。